7月
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古代エジプト人は、壁画や彫刻に記録を残し、芳香性調合物が宗教儀式や、病気の治療、美容といった、色々な目的に使われたことを伝えています。
現在パキスタンとなっているインダス川流域からはエッセンシャルオイルを抽出する最古の蒸留器(5千年前のもの)が発見されています。
このように、アロマテラピーは薬草学などの植物療法とともに、最古の医療形態のひとつに数えることができます。古代の人々は、病気になったとき、その原因は肉体面と精神面の両方にあるとされていました。したがって、ハーブやオイルといった治療薬を選ぶ基準は、体の症状だけでなく、宗教的な行為にも関連していたのです。芳香性物質には物質的なもの(樹脂など)と無形のもの(香り)の両方が含まれているため目に見えるものと、見えないもの、つまり物質世界と、精神世界をつなぐものとして使われ、とりわけ重視されてました。
インセンス(お香)が宗教的儀式で広く使われているのは、それを燃やした煙が香りを運び、神に祈りを届けてくれる考えられたからです。こうしたことから、芳香性物質は神性と結びつき、アラブ世界やのちにはヨーロッパで発展することになります。