古代エジプト人は、壁画や彫刻に記録を残し、芳香性調合物が宗教儀式や、病気の治療、美容といった、色々な目的に使われたことを伝えています。 現在パキスタンとなっているインダス川流域からはエッセンシャルオイルを抽出する最古の蒸留器(5千年前のもの)が発見されています。 このように、アロマテラピーは薬草学などの植物療法とともに、最古の医療形態のひとつに数えることができます。古代の人々は、病気になったとき、その原因は肉体面と精神面の両方にあるとされていました。したがって、ハーブやオイルといった治療薬を選ぶ基準は、体の症状だけでなく、宗教的な行為にも関連していたのです。芳香性物質には物質的なもの(樹脂など)と無形のもの(香り)の両方が含まれているため目に見えるものと、見えないもの、つまり物質世界と、精神世界をつなぐものとして使われ、とりわけ重視されてました。 インセンス(お香)が宗教的儀式で広く使われているのは、それを燃やした煙が香りを運び、神に祈りを届けてくれる考えられたからです。こうしたことから、芳香性物質は神性と結びつき、アラブ世界やのちにはヨーロッパで発展することになります。
海水・海藻・海泥を使った自然療法。ストレス解消から、痩身・美肌効果、身体のリハビリなどとしても行われている療法です。 タラソテラピーの歴史は、バビロン時代、人間の入浴の歴史と重なると言われています。 フランスの厚生省の通達で、 「タラソテラピーとは治療の目的で、海水と海藻そして大気と海洋性気候の特徴を組み合わせて活用するものである。この治療法に必要なのは海洋地域施設であり、これはあらゆる汚染を排除した新鮮な海水を汲水できる特別な設備をもち、微気候的に有名な土地に立てられる」とされています。 本来のタラソテラピーは医師とキネシテラプート(運動療法士:国家資格)とイドロテラピスト(水治療法士)の仕事で、エステティシャンの範囲ではありませんが、日本のエステティックサロンではタラソテラピーという言葉が用いられています。 本来のタラソテラピーとは異なることをエステティシャンとして知っててほしいと思います。